不動産の種別は、新築マンション、中古マンション、土地から新築、建売一戸建、中古一戸建、テラスハウス（連棟住宅）という種類が挙げられます。

　それぞれ特徴がありますので、お住まいに求めるものによってどれを選ぶか異なります。

大きく分けるとマンションか一戸建てかということになりますので、それぞれのメリットとデメリットを考えていきましょう。

　まず、マンションを選ぶメリットはなんでしょう。

　一番に利便性を挙げることができるのではないでしょうか。駅近くに住宅街は少なく、仮にあったとしてもとても割高でなかなか手が出ないことが多いと思います。その点、マンションは駅直結のものがあったり、駅徒歩１０分圏内で探してみると一戸建とは比にならないほど物件があります。

　生活動線がワンフロアで使えることもメリットです。一戸建の場合は相当な土地面積が無いと平屋では生活に必要な建物面積を確保できません。２階建、３階建になると階段や廊下で面積を取られるので、同じ面積ならマンションのほうが有効に利用できます。

　近隣建物との距離や日当りなどもマンションなら確保できるものが多いです。近隣建物が一戸建の場合、マンションの３階以上であれば窓からの眺望を望むこともできます。バルコニーも南向きが多く、最近多い間取りでは、LDKをバルコニー側に配置していますので、長時間過ごすLDKが明るくなり、これは大きなメリットです。

　共用施設が充実している物件が多いこともメリットです。オートロックや広いエントランス、接客スペース、宅配ボックス、常駐の管理人など、一戸建には無い恩恵を受けることができます。中にはスポーツジムや託児所、クリーニング、郵便ポストなどが設置されているマンションもあります。

　では、デメリットはどうでしょう。

　庭が無いことなど、自由にできる敷地が少ないことを挙げることができます。本格的なガーデニングが趣味の方やペットを走り回らせてあげたい方などには、庭が無いことには物足りなさを感じるようです。

　敷地内駐車場に空きが少ないこともデメリットといえます。築年数の浅いマンションは戸数に対して１００％設置しているところが増えてますが、築年数の経っているマンションは駐車場の空き待ちが１年や２年ということも良くある話です。近隣の民間駐車場を探しますが、数分歩く距離煮しか無かったり、敷地内駐車場より費用負担が多かったりします。

　管理費、積立金が必要なこともデメリットのひとつかもしれません。積立金は、マンションの維持・修繕のために行う貯金ですので、一戸建の場合も必要ですが、管理費は一戸建にはかかりません。住宅ローンを支払ってからも必要というのも注意が必要です。

　一方、一戸建を選ぶメリットはなんでしょう。

　マンションのデメリットと反対で、庭付き、駐車スペース付きということを挙げることができます。

　上下階に居住者がないこともメリットといえます。

デメリットはどうでしょう。

　これもマンションにメリット反対で、利便性が良い場所に物件が少ないこと。もしくはあっても高額なことです。

　玄関開けるとすぐ道路というのも、お子さんが居られる家庭では、心配かもしれません。防犯面でもマンションより気を使います。

　このように、「マンション」も「一戸建」もそれぞれメリットとデメリットがあります。ご自身のお住まいに何を求めるのかをもう一度確認して、どちらにするか選んでみましょう。