売買代金以外に「諸費用」が必要ということは皆様ご存知です。でも、何にいくらくらい必要なのかと聞かれると「え～っと」となるのでは無いでしょうか。

我々不動産業者でも、物件を見てすぐにきっちりぴったりは分かりません。というのも、その物件の固定資産税の評価価格というものから、専用の計算式をつかって算出しないといけない費用や、お客様のお借入額によって前後する費用があるからです。

私の取引の経験上、売買代金の約８％前後になってきます。ひとつの目安にして下さい。ちなみに内訳は以下の通りです。

１．売買代金

２．仲介手数料（売買代金の３％＋６万円×１．０５）

３．印紙税

４．登記費用（登録免許税、所有権移転、抵当権設定等　司法書士報酬）

５．不動産取得税

６．住宅ローン手数料・印紙税

７．住宅ローン保証料

８．住宅ローン取扱い手数料

９．火災保険料

１０．固定資産税・都市計画税の精算金

１１．管理費、修繕積立金等精算金

１２．お引越し代

１３．買い替え先の家具代・リフォーム代等

　　といったところです。

１．の売買代金は売買契約の際５～１０％を頭金という形で支払い、残金決済の際、残りの９０～９５％を支払うのが一般的です。

２．の仲介手数料は売買契約時に半金、残金決済時に半金支払い、という形が一般的です。

３．の印紙税は売買契約の際、必要となります。

４．以降は、残金決済の際に支払う形が多いですが、住宅ローンの手数料と保証料は残金

　　決済前の金銭消費貸借契約の際に支払う形もあります。

　支払のタイミングは、担当者ときっちりお打ち合わせを行って下さい。支払額と支払時期が分かっていれば、焦る事はひとつもありません。